ようこそ、擬態デザインの世界へ —『AnotherWorld』イベントレポート

研究者、技術者、アーティスト、クリエイターといった各分野のプロフェッショナルたちの世界を一緒に覗いていく体験型イベント『Another World』。

1月7日(日)は、擬態デザイナー小瀬古文庫さんと一緒に、身の回りにある素材を惑星化するデザイントイ『惑星発見器』を使って、身近な素材に擬態した「惑星」の姿を発見していくワークショップを行いました。

ーText 武田真梨子(つくばまちなかデザイン)


CDに似た黒いディスクの正体は..?

新年を迎え、最初の日曜日。

真冬にも関わらず春のような温かい天気のなか、参加者たちが続々と会場に集合。

今日は惑星を発見するというワークショップ!

でも机に置かれているのは望遠鏡ではなく、CDのように真ん中に穴の空いた黒いディスク..?

実はこのディスクが本日の主役、その名も『惑星発見器』なのです。

惑星発見器の穴を覗くと、そこには惑星の姿が..!

配られたワークシートには、暮らしのなかで見慣れた「もの」の画像が並んでいます。

「惑星発見器を好きな画像の上に置いて、真ん中の穴を覗いてみてください」

本日のゲスト、擬態デザイナー の小瀬古 智之さんの呼びかけで、みんな一斉にディスクを画像の上に置いていきます。

すると…

そこには、まるで惑星のような姿が…!

この惑星発見器は、あらゆる素材をまるで惑星のように見せてくれる、擬態を生み出すデザイントイなのです。

身近なものを惑星に擬態させてみる!

惑星発見器の使い方をマスターしたところで、今度は自分たちの視点で、身近なものを惑星に擬態させていきます。

それぞれ co-en の周辺で目についた素材に惑星発見器をあてていきます。

壁の模様や…

樹脂製のベンチ…

惑星の一部 !? 加工された岩石…

惑星発見器を通してみると、身の回りの素材がいつもとは違った姿が見えてきて、見慣れた空間も全く新しい感覚で楽しむことができます。


ワーク時間 20分が、あっという間に過ぎていきました..!

みんなが見つけた惑星を鑑賞

発見から戻って、今度は発見した惑星をみんなで鑑賞しました。

いろいろな場所を周っていた参加者が見つけた惑星の姿を少しだけご紹介..!

惑星1

惑星に擬態しているのは…

センター広場にあった金属スロープの錆模様

惑星2

惑星に擬態しているのは…

センター広場階段の岩石

惑星3

惑星に擬態しているのは…

赤色のスマートフォンカバーを反射するポール側面

いつもとは違った視点で世界と対面するおもしろさ、そして切り取った部分に込められた意図を発表することで、デザインすることへの感覚も教えてもらえたように思います。

ようこそ、好奇心の世界へ。—Another World

研究者、技術者、アーティスト、クリエイターといった各分野のプロフェッショナルたちと一緒に、 好奇心・探究心を解放しながら、一緒にソウゾウ(想像・創造)しませんか?

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